アメリカの卵: Pasteurized と Pasture-raised

アメリカで生活していて、私の一番恋しい日本食は、卵かけご飯かもしれません。

アメリカの卵は低温殺菌(pasteurize)されていない物が主流なので、生食には危険と聞きました。なので、滅多に卵かけご飯は食べません。家でのすき焼きも、溶き卵抜きで食べることが多いです。

と言っても、アメリカにも生食できる卵はあります。

Davidson's Safest Choice Large AA Pasteurized Eggs

Davidson's Safest Choice Large AA Pasteurized Eggs
画像は instacart.com より

こちらの卵は低温殺菌されているため、生で食べても大丈夫なんだそう。「pasteurized」と書かれているのが目印です。卵には一つ一つ「P」のマークが印字されています。

100%安全かは分かりませんが、今のところお腹の弱い主人も、この卵で卵かけごはんにしても毎回元気にしています。ちょっと白身が白濁気味なのが気になるのですが、アメリカの低温殺菌卵はこんな感じなんだそうです。

近くのスーパー(Kroger系のRalphs)には売っていなくて、欲しい時は少しドライブしてTokyo Centralまで買いに行きます。

先日Sawtelle(ソーテル)にあるNijiyaでも見つけました。

普通の卵はL玉12個を約$3ほどで買えるのですが、Davidson'sのこの卵はL玉12個が約$6もします。日本のスーパーでは100〜200円で同じものが買えるので、なんか・・・考えてしまいます。笑

とりあえず、普通の卵は毎週買うものの、Davidson'sの卵はごくたまにしか買いません。卵かけごはんがものすごく恋しくなった時くらい。

PasteurizedとPasture-raised

紛らわしいのが、「pasture-raised」の卵。スペルや音が似ているので間違いやすいです。

単語発音意味
pasteurized低温殺菌済の
pasture-raised牧草地で育てられた

「pasture-raised」の卵は、牧草地で育てられた鶏(正確には、小屋の中だけでなく、牧草地にもアクセスができる割と自由な環境で育てられた鶏)で、殺菌処理がされている訳ではありません。普通の卵よりもオメガ3系脂肪酸やビタミンDなど、多少栄養価が高いのが売りだそうです。

ある友人は「pasteurized」の卵と間違えて「pasture-raised」の、低温殺菌されていない卵を生で食べていた時期があるそう。でも、お腹を壊すこともなく、美味しく食べたそうです。だから、もしかしたら普通の卵も生で食べても大丈夫なのかもしれないけど、やっぱり怖いので試せません・・・。

なので、これからも、必要になったらTokyo Centralまで買いに行こうと思います。

画像は Ralphsのアプリより

(ちなみに、アメリカ人は勿論のこと、中国人も生では卵を食べないそうです。中国では鳥の足や首、豚の脳、とにかく日本人的には珍しいものなど本当にいろいろな物・部位を食べるのに、卵の生食文化が無いというのは面白いなと思いました。韓国の友人も生では卵を食べないと言っていました。卵を生で食べ始めたのは日本人なんですかね?何で生で食べようと思ったんだろう。)

低温殺菌された卵が普通に、安価に手に入るというのは、日本では気がつかなかった「恵まれた環境」の一つですね。

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