知ってから見ると更に面白い、キリスト教要素の入った映画・アニメ5選

アメリカに来てキリスト教を知り始めてから、ハリウッド映画やアメリカのドラマ、さらには日本のアニメにも、知らない間に聖書に関連した内容や演出がたくさんあることに気がつきました。

キリスト教の世界観を知るようになると、いろんなシーンをより深く理解できるようになると思います。

少しだけですが、キリスト教要素が入っているハリウッド映画や日本の国民的マンガの例を挙げてみました。尚、この記事はネタバレを含みます。また、本ページの情報は2020年7月時点のものです。最新の配信状況はAmazon、U-NEXT各サイトにてご確認ください。

ハリウッド映画編

日本の映画と世界観が違うのは文化の違いもあるけれど、宗教観の違いも強く影響していると私は思います。

こちらの記事でも触れましたが、アメリカでは総人口の約70〜80%がクリスチャンだと推定されています。というか、全世界で見てもクリスチャンの人口はかなり多いですよね。

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であれば、大衆受けするためにあえてキリスト教の要素を取り入れたり、聖書の内容をベースにしていてもおかしくないですよね。むしろ監督自身がクリスチャンの可能性も高いですし、監督が映画を通して何か伝えたいのかもしれません。

真相は分かりませんが、キリスト教の基本的な内容を知ると、もっと欧米諸国のエンタメを楽しめると思います。その観点から、まずはハリウッド映画を3つ紹介します。

The Matrix (マトリックス シリーズ)

公開: 1999年, 出演: キアヌ・リーブス, ローレンス・フィッシュバーン, キャリー=アン・モス 他

まだキリスト教のことを全然知らなかったときに第1作目を見たとき、内容が難しくてよく分からず、途中で断念。

キリスト教のことを知り始めた昨年、たまたまNETFLIXでマトリックスを見かけ、誰もが知るマトリックスをこのまま見ないわけにも行かない、と一念発起して見たところ、「あれ?これって・・・!」と思うシーンがたくさんありました。

そしてキアヌ・リーブスはやっぱりかっこいいですね...笑

【マトリックスとキリスト教の共通点】
 マトリックスキリスト教
Neo
(ネオ)
・主人公Neoは救世主的な存在として活躍
・他の登場人物から"Are you the One?(あなたが救世主?)"と聞かれるシーン
・救世主が現れることが予言されている
・戦いに敗れ一度死ぬが蘇る
・救世主のことを"The One"と表現
・救世主(イエス・キリスト)が現れることが予言されている
・十字架に磔にされ亡くなるが3日後に復活
Trinity
(トリニティ)
・ヒロインの名前、英語で「三位一体」という意味
・「三位一体」の指すもの: Neo、Trinity、Morpheus
(この3人が一体となって戦いに挑むことを表す)
・キリスト教のとっても大事な概念「三位一体」は英語で "Trinity"
・「三位一体」の指すもの: 主(神様)、イエス・キリスト、聖霊
The Oracle
(オラクル)
・預言者
・「選ばれし者(救済者)がじきに現れる」ということを予言
・prophetという未来を予言する重要な人たちがいる
・救済者が現れることを予言
Zion
(ザイオン)
・人類最後の砦
・コンピューターに支配されかけている人類を救うため、ザイオンに人類が集まりコンピューターと闘う、重要な地という位置付け
・旧約聖書においてZionは「約束された地」
・ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地「エルサレム」にある丘の名前

Left Behind (レフト・ビハインド)

公開: 2015年, 出演: 出演 ニコラス・ケイジ, チャド・マイケル・マーレイ, リー・トンプソン 他

ニコラス・ケイジ扮するパイロットのレイ。ある日JFK空港からロンドンへいつものように飛行機を操縦中、上空で乗客が突然大量に姿を消す

地上でも同様、突然数百万人を超す人間がいなくなり、どこを探してもいない・・・世界中がパニックに陥る。消えた人たちはどこへ?戻ってくるのか?


何も知らずに見た1回目(数年前)、いやいや現実味ないな。と個人的には星3つくらいの満足感でした。

でもマトリックス同様、キリスト教のことを知り始めたら、「あれ、Left Behindって『最後の審判』みたい」とぞわっとしました。

やっぱり、そういうのを知ってから見ると、あ〜確かに、だからあの人は消えたのね、あそこに行ったのね、だから消える人と消えない人がいるのね、など、妙に納得できました。そしたら星4つかな?

最後の審判(さいごのしんぱん、Last Judgement)とは、ゾロアスター教およびアブラハムの宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラーム教)が共有する終末論的世界観であり、世界の終焉後に人間が生前の行いを審判され、天国か地獄行きかを決められるという信仰である。

Wikipedia「最後の審判」

KNOWING (ノウイング)

公開: 2009年, 出演: ニコラス・ケイジ, ローズ・バーン, チャンドラー・カンタベリー 他

50年前に埋められた小学校のタイムカプセルを掘り起こし、児童は記念にタイムカプセルの中身をひとつずつもらった。ジョン(ニコラス・ケイジ)の息子は数字で埋め尽くされた紙をもらったが、全く意味がわからない。

科学者であるジョンはその数字たちの一部を見てふと気づいた——— ある大惨事が起こった日付と死者数にぴったり一致している ———

その後、数字の法則性を考え続け、さらに調べていくと、過去の様々な大惨事が起きた日付がいくつも書かれている・・・そして、数日後の日付を含む未来の日付もまだ3つ書いてあったのだった。

本当にその数字通りに大惨事が起こるのか、人類、地球の運命は———?


これは数年前に見て、純粋に面白く、ドキドキハラハラしながら最後まで楽しみました。

キリスト教を少し知った今、この映画はノアの箱舟を彷彿とさせます。悪事を繰り返す人類のリセットをするために、神様が選んだ者だけが舟に乗って人類滅亡の難を逃れ、別の地でやり直しを図る。

また、この映画には旧約聖書の「エゼキエル書」も鍵になってくるので、エゼキエル書を少し読んでみてからもう一度見てみようと思います。

ちなみに

ノアの箱舟では大洪水でノアやその家族、全ての動物のつがい、以外のものが一掃されてしまいます。その大洪水のあと、船から出ても安全かどうかを調べるためにノアが放ったのは「」。あたりが安全に、平和になったとき、鳩は「オリーブ」をくわえて戻ってきました。

」と「オリーブ」といえば、平和の象徴ですね!

日本のマンガ・アニメ編

ワンピース

世界中で大人気、累計発行部数が4億7000万部を突破している我らが「ワンピース」ですが、ワンピースにもキリスト教要素がちらちら垣間見えます。

【ワンピースとキリスト教の共通点】
ワンピースキリスト教要素
悪魔の実 神様に食べることを禁じられたりんご(禁断の果実)を食べ、アダムとイブは天国から追放される
(悪魔の実を食べると海賊なのに泳げなくなる)
宝樹アダム、陽樹イブ 言うまでもなく・・・アダムとイブ
バーソロミュー・クマ 聖書を持ち歩いている
マルコ 新約聖書の一冊「マルコの福音書」の著者
ルフィ 名前の由来は聖書「ルツ記」?
(日本ハリストス正教会は教会スラブ語、ロシア語で「ルツ」を「ルフィ」と表記するため「ルフィ」と表記)
出典: Wikipedia「ルフィ」

挙げたらキリがないので、ここらへんにしておきます。

また、ワンピースにはフリーメイソンがモデルになっている部分もたくさんあるそうですね!現実にある組織などとマンガの内容を照らし合わせながら読むのも、違った発見があって面白いですよね。

キリスト教やフリーメイソンなど、世界的に知られている要素が盛り込まれているからこそ、世界でも人気を博しているのかもしれませんね!

エヴァンゲリオン

と書いておきながら、私はエヴァンゲリオンを見たことがありません(!)

なのですが、LAの街中で "Evangelical" という単語を目にし、意味を何気なく調べてみたら「福音派」という意味だったので、衝撃的でした。


福音」とは、

〔ギリシャevangelion〕 キリスト教で、イエスの生涯とその死と復活を通して啓示された救いの教え。ゴスペル。 喜ばしい知らせ。 

weblio辞書「福音」

ということで、エヴァンゲリオンにはキリスト教が関係しそうだなとググってみたらやっぱり出てくる。残念ながら私は詳しく説明できないので、興味のある方は調べてみてください。

まとめ

知らなくても面白い作品と、知っているとより深く理解できる作品と、いろいろあると思いますが、せっかくならその作品の深いメッセージや隠れた仕掛けを感じ取りたいですよね!

全て取り上げるのは難しいので5作品のみの紹介となりましたが、ほんとにいろんな作品に宗教要素が盛り込まれているので、ぜひ他の作品もググってみてください。

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