これまでアメリカに約1年半住んでいて、あまり「交渉が成立した」という経験が無く、「アメリカは交渉の国」って誰が言ったんだろう・・・。と思っていました。
ですが、今回初めて「交渉が成立した」と思えることがあったので、「アメリカは交渉の国」説が本当なのかもしれない、とようやく思い始めました。
今回の場合はいずれもお役所への交渉で、内容も今までの交渉とは違ってかなりseriousな逼迫したものだったから成立しただけかもしれませんが・・・。決しておすすめする訳ではないのですが、経験談としてこちらに残しておきます。
J2ビザホルダーだけでのアメリカへの入国
これはまたいずれ必ず記事にしたいのですが、今回の入国審査では初っ端から "Where is your husband? Why are you here?" 的な感じで緊迫。私の入国要件の解釈については当初から少し自信が無い部分があったので、こんなことになるかもしれないと予想はしていたものの、やっぱりそう来たか、という感じ。
これは私のinitial entryじゃない、役所の手続きが日本からではできないから私が先に来た、的なことを言ってはみたのですが、"It doesn't matter." の繰り返し。3分と経たないうちにかの有名な「別室」に連れて行かれました。
今となっては、話にしか聞いたことのない「別室入国審査」という貴重な経験ができたとポジティブに考えられますが、当時は「あぁもうこれは絶対日本にとんぼ返りだ」という絶望的な気持ちでした。
今回何故それでも入国させてくれたのかははっきりと言われていないので定かではないですが、恐らく主人が3週間以内にはアメリカに来ることを中盤で伝えたことが首を繋げてくれたのかな・・・?
あとは、審査官が私の更新前のビザを終盤で見つけて、「あぁ、これで前にも入国してたのね」的なことを言っていたので、「あれやっぱり私の認識が正しい?」と思ったり、ほんとのところは分かりません。
入国後に日本語でも英語でもかなり調べましたが、もしかしたらJ1がアメリカにいない限り原則J2はアメリカに存在してちゃいけないのかもしれないですね・・・
いずれにしても、原則30日を超えてJ2のみアメリカにいるのはダメそうです。
DMV: Registration Renewal Penaltyの免除
アメリカで車を持っていると、年に一回Registrationの更新が必要になりますね。私たちは日本に帰国している間にそのRenewalの期限がとうに過ぎてしまい、気づいたのは期限から100日目・・・
「Renewalを忘れるとペナルティが結構高いから気をつけてね」と、渡米初期にディーラーさんにアドバイスされていたことを思い出し、心臓が一気にばくばくしました。
日本にいながらオンラインで手続きできないか調べると、私たちの場合は何かが理由でオンライン手続きは不可(多分更新が遅過ぎため)、コロナ禍のためバーチャルオフィスなるものが用意されているものの、何故かページが読み込めない(ページへのアクセス地域が制限されていた?)。
DMVの電話もつながらない、メールアドレスの記載も無い、このままどんどんペナルティの費用が上がっていくのを我慢しなきゃいけないのか・・・と泣く泣くDMVのホームページを後にしました。
そして、そういうアメリカでしかどうしてもできない手続きをするという理由をひっさげなんとか入国し、改めてDMVのバーチャルオフィスでの手続きを開始。
フォーム「REG 256」の Statement of Facts の欄にだめもとで免除して欲しい理由をばーーーーっと入力し、送信。
すると、3日後に提出書類不備の連絡があり、それを修正すると "(We have waived penalties because we have received the REG 256.)" という文を含んだメールがすぐに来ました。つまり、ペナルティが全額免除されました。
今回は特別な状況下だからということも影響しているかもしれませんが、これからも主張したい部分はだめもとで主張していこう、と思える経験でした。
とりあえずものすごく気分が開放されました。あとはTax Returnを提出すれば心配事解決。