この度アメリカJビザをJ-1、J-2同時に更新したので、記録を残しておきます。基本的には初回Jビザを申請したときと同じ流れになります。
ちなみにビザの更新はアメリカ国外でないとできません。ただ、日本でなくても、カナダやメキシコなどにあるアメリカ大使館・領事館でできます。私たちはたまたま日本で用事があったこと、ビザの有効期限が切れていること(下記「補足」参照)などが重なり、日本で更新しました。
(条件が揃えば、日本国内からの郵送でもビザを更新できます。詳細はアメリカ大使館の「ビザを更新する」をご参照ください。)
Jビザ更新のだいたいの流れ
1. DS-2019を更新
2. DS-160の作成
3. ビザ申請料金の支払いと面接予約
4. 面接当日
5. ビザ付きのパスポートが届く
ほとんど一緒ですね!
やることも過去の記事内で説明していることと変わりません。この記事では初回申請時と更新時とで少し違う部分を中心にピックアップしました。初回申請時の過去記事もリンクで載せているので、是非ご参照ください。
CONTENTS
DS-2019を更新
大学や受け入れ機関の担当部署にDS-2019を更新したい旨を伝えます。早いところでは1週間ほどで手元に新しいDS-2019が届きます。私たちは更新されたDS-2019が手に入るまでに2週間ほどかかりました。
必要になることが分かったら早めに手続きをしましょう。
私たちの場合、DS-2019を更新するためには$5,000以上の英文ドル建て銀行口座残高証明書の提出が必要になりました。受け入れ先によってDS-2019を更新するために必要な書類があるかもしれません。
受け入れ先が同じ、プログラムも同じ、であれば、フォーム内の変わったところといえば受け入れ終了日が延長されていることや、記載されている給与額などが変わってくるかもしれません。
ちなみに「Two Year Rule」が適用されている方も、更新後のプログラムや受け入れ先などに変更がなければ問題なく更新できるという理解で良いと思います。少なくとも私たちはそうでした(「Two Year Rule」については別途記事にしたいと思います)。
補足「ビザの有効期限が切れている=不法滞在」ではない
「ビザ」はあくまでもアメリカへの入国時に参照される書類であり、アメリカ滞在中に有効期限が切れてしまっても全く問題ありませんし、不法滞在にもなりません。なので、特にアメリカを出る予定が無いのであればビザを更新する必要はありません。ただし、ビザステータスの有効性を示す別の書類(例えばJビザなら「DS-2019」、F ビザなら「I-20」など)の有効期限が切れてしまった場合、不法滞在の対象になる可能性があるので注意が必要です。
(プログラムを「満了」した場合はその書類の有効期限が切れてから30〜60日間など、帰国準備などに当てられる「滞在猶予期間」が与えられるはずなので、受け入れ先の担当者に確認します。与えられる滞在猶予期間はビザや個人の状況によって異なるそうです。)
DS-160の作成
できれば初回で作成したDS-160のデータを使って変更する部分だけ更新したい・・・でもそれはできません・・・。最初から入力し直しです。
入力時に私が初回申請時とは違うものを入力したものといえば、
・現住所:アメリカのアパートの住所
・SSNやDriver's Lisence情報の入力
などです。
ビザ申請料金の支払いと面接予約
覚えていれば、初回申請時に作成したビザ面接予約ページにログインし、「新申請手続き/面接予約/郵送申請」から情報を選択、入力していきます。
途中の「個人データ」のページの「DS-160確認番号」に、今回更新のために新しく作成したDS-160の確認番号を入れ、手続きを進めます。
J-2が同時に面接を受ける場合にはJ-2のDS-160確認番号も更新時に作成した新しいDS-160の確認番号に変更します。
面接当日
面接当日もほとんど同じでしたので、こちらの記事をご参照ください。
これは私の記憶違いかもしれないのですが
更新の場合なのか、更新時の受け入れ先機関の種類によるのかは分かりませんが、初回申請時には面接後に渡されたような気がする「自分の権利を知る」というパンフレット(写真参照、実際はモノクロです)が、更新時は面接前から手元の面接書類ファイルの中に入っていました。面接前からビザがほぼ確実に許可されている、ということなのでしょうか?
このパンフレットはアメリカで「働く」人に入れるパンフレットのようです。
写真引用元:https://travel.state.gov/content/dam/visas/LegalRightsandProtections/Wilberforce/Wilberforce-JAP-332017.pdf
ビザ更新の面接当日不安になった2つのこと
1つ目:
「順番は前後する」と番号札に書いてはあるものの、140番台なのに170番台が呼ばれてもまだ呼ばれない・・・何故だ・・・書類何か間違えたかな・・・と思いました。
結果的に問題なく面接まで辿り着きビザも許可されましたが・・・
2人一緒の申請だったから、1人で申請している人に比べて確認事項が多いのかな、と旦那と勝手に結論づけました。
2つ目:
(これはくだらないのでどうぞ読み飛ばしてください・・・笑)
長らく待ってようやく受け取った書類を面接を受ける列に並びながらざーっと確認していると、私(J-2)のDS-160確認書には「FPU」というスタンプと「L/S」のメモが書いてあり、更に私の不安を煽りました。笑
どちらもその場で調べてはみたのですが、該当するような情報が何も得られず、まあもし私だけだめでも旦那よアメリカで一人で頑張ってくれと諦めました。
(結論、問題なく私もビザおりました、良かった。笑)
ちなみに、「L/Sって何!?」と調べていたときに、いろんな略語の解説の中で目に止まったのが「Livestock」。J-1の「家畜」ってことか?と一瞬笑いそうになりました。笑
(勿論Livestockの略で記載されてるわけじゃないです!)
冗談はさておき、正式なものは見つけられなかったものの、思い当たったのが「登録されている配偶者」的な意味になる「Listed Spouse」で、多分これかなと思います。
更新時の面接官との面接内容
所々聞き漏らしましたが、おおよそ下記のようなことをJ-1の主人のみ聞かれ、J-2はいつも通り横にいるだけでした。
- 横にいるのは妻?
- 最後にアメリカにいたのはいつ?
- 何の研究をしているの?
- 今LAはどんな感じ?(コロナでいろいろ閉鎖されていたので)
大体面接自体は3分くらいだったと思います。ちなみに面接官のところに辿り着くまでに入館から約1時間半でした。
ある方の経験では、更新時の面接は
Just a renewal, right?
だけで終わったそうなので、ちょっとそれも期待してたのですが、ちゃんと会話してました笑
無事に面接も終わり・・・
面接が終わったので、私たちは今「5. ビザ付きのパスポートが届く」のを待っている段階です。
アメリカへ帰る便を割とすぐに取っているので、大使館の「パスポートを追跡する」ページの「パスポート追跡オプション」でパスポートの位置を確認しています。
ビザ面接翌日から数えて7日目にパスポートが届きました。
(営業日で数えると、4営業日目に届きました。)
このコロナの状況ではアメリカに行く便がちゃんと飛ぶか、そして今回私が一人でJ-1の旦那よりも先にアメリカに帰るので、無事に入国させてもらえるかも分かりませんが・・・
カリフォルニア州にもロサンゼルス郡にも「外出禁止令」や「自宅待機命令」が出てしまったので、LAXに着いてもその後ちゃんと家まで帰れるのだろうか。という不安も。
仮にアメリカに入国できたとして、万が一自分がコロナになって症状が強烈だった場合、私たちの加入している保険はちゃんと適用されるのか、病院ではちゃんと薬など出してくれるのか、それ以前に一人で運転して病院に行けるか、不安だらけです・・・
このPandemicな状況、終息するんでしょうか。全然予測できませんね。
自由にいろんな国に行けていた頃が懐かしいです。
早く平穏な生活が戻ってきますように。