映画「To All the Boys」シリーズで印象に残ったフレーズ
最近見たラブコメ映画の中から印象に残ったフレーズをご紹介。ちなみに、ラブコメのことを英語ではromantic commedy、略してrom-comと言うらしい。 この記事で取り上げるのは "To All the Boys" シリーズ。3部作でどれも1時間半くらいあるけど、笑いあり、きゅんとすることあり、プラス、アメリカの文化を知ることもできて、個人的にとても面白かったです。私はNETFLIXで観ました。 あらすじを少し この映画シリーズはアメリカ人の友人がおすすめしてくれたラブコメで、その子曰くアメリカではこの映画シリーズは結構人気らしい。 To All the Boys I've Loved Before (2018) To All the Boys: P.S. I Still Love You (2020) To All the Boys: Always and Forever (2021) あらすじ: 主人公のLara Jeanは文学が大好きな高校生の女の子。これまで彼氏はいたことがないけど、恋はしてきた。好きな人ができる度に、相手には渡さない、自分の気持ちを丁寧に綴ったラブレターを書いて秘密の箱にしまっていたけど、ある日小学生の妹がよかれと思ってその手紙たちを全て投函してしまい・・・ 高校生の恋がテーマではあるけど、大人でも(多分)楽しめるし、何よりこの映画の主役はアジア系アメリカ人の女の子ってところが入り込みやすかった。cheesy(小っ恥ずかしい、キザな感じ)なシーンや表現もたくさんあるけど、高校生ってことでそこもまた可愛い。 あとは、私はこれまで刑事物ばかり観ていたので、それに比べるとこの映画シリーズは日常的に使われる表現やスラングが何倍も詰め込まれていてとても勉強になりました。 印象に残ったフレーズ ネタバレになってしまうけど・・・ 一番印象に残ったのは3つ目の映画 "To All the Boys: Always and Forever" の最後の方(クライマックス?)。Lara Jeanの彼氏?がLara Jeanに宛てたラブレターの一部分。 Lara Jeanが以前、「私たちにも "meet-cute" (初めての出会ったときのロマンチックな思い出) があったらよかったのにな」と言っていたことに絡め、自分たちの "meet-cute" について綴られていました。 自分たちが小学生だった頃のこと... (省略) ... and you smiled at me. My heart did a somersault in my chest. I didn't know hearts could do that. "somersault" は「宙返り」とかいう意味になるそう。なので、この文章を簡単に訳すと「君は僕に笑いかけた。僕の心臓は宙返りをした。心臓にそんなことができるなんて知らなかったよ。」のような感じ。当時小学生だった彼氏君の、ドキッっとしたときのことがうまーく表現された、とても印象的なフレーズでした。 展開はなんとなく予想ができるような、ありきたりかもしれないストーリーではあるけど、このシーンは岐路に立つ二人が今後どうしたいのかを描いた大事な場面。3作を通じて二人が成長し、共有してきた時間や思い出を思い返しながら観ていたら、涙が出てきてしまいました。笑 ところどころで使われている表現、特にラブレターたちの文章がとても素敵な、純粋な気持ちになれる映画でした。いつか「その後」の2人が観られたらいいな〜 …